2017/7/11 White line disease


Hi! Too hot isn’t it?

I treated a cow with lameness last week. Her problem was white line disease.


Fig 1. Ventral side of left hind hoof of the cow before treatment.


Fig 2. Lateral side of left hind hoof of the cow before treatment.


Fig 3. Ventral side of left hind hoof of the cow after treatment.


Fig 4. Lateral side of left hind hoof of the cow after treatment.

2017/6/19 臍帯炎の手術


臍が腫れていると診療依頼があった。臍帯炎と診断し、抗生物質を数日投与の後、臍帯炎の手術を行った。今回の臍帯炎は実際には臍静脈炎であり、写真1のように腹腔内に臍帯炎の罹患部は達していた。摘出した罹患部を切開すると、膿瘍を認めた。やはり手術した方が治癒には早かったものと考えられた。


写真1 摘出した臍帯炎の罹患部の外貌


写真2 罹患部の縦切開像

2017/6/2 両後肢のナックル整復


泌乳最盛期で両後肢がナックルになってしまったと診療依頼があった。超音波画像診断装置で下腿筋の損傷がないこと及び神経学的検査の結果から両後肢の総腓骨神経麻痺と診断した。

写真1, 2のように処置を行った。2週間後にBOS副木およびギプスを除去予定。治るかどうか楽しみだ。右後肢はその時の様子で治療を検討予定だ。

写真1. 両後肢の重度なナックル姿勢。

写真2. BOS副木にて整復後の左後肢。

2017/5/24 血液中のGlucose, NEFA, BHBAと産後の子宮疾患、繁殖成績、乳量の関係


血液中のGlucose, NEFA, BHBAと産後の子宮疾患、繁殖成績、乳量の関係を検討した論文(10.1016/j.theriogenology.2016.09.036)を読んだ。

・一農家の181頭の牛(108頭の乾乳牛、73頭の初妊牛)を使用。血液は分娩の-50, -6, 3, 7, 14日に採取し、血漿を用いてGlucose, NEFA, BHBAを測定。子宮疾患の指標として、胎盤停滞、子宮炎、膿性腟流出物を調べた。
・初産牛と経産牛の子宮疾患の有無別にGlucose, NEFA, BHBAの推移を評価。
・胎盤停滞の発症牛は健康牛より血糖値が高い傾向にあった(初産牛では-6, 3, 7, 14日、経産牛では-50, 3日で有意差あり)。NEFA, BHBAでは変わらなかった。子宮炎の発症牛は健康牛より血糖値が高い傾向にあった(初産牛では-6, 7日、経産牛では3, 14日で有意差あり)。NEFA, BHBAでは変わらなかった。膿性腟流出物の発症牛は健康牛より血糖値が高い傾向にあった(経産牛のみで3, 7, 14日で有意差あり)。NEFA, BHBAでは変わらなかった。
・7日の血糖値と産後1週目乳量(R = 0.31; P < 0.001)、14日の血糖値と産後2週目乳量(R = 0.27; P = 0.001)には負の相関があった。 ・結論として、負のエネルギーバランスの指標として使われているGlucose, NEFA, BHBAのうちGlucoseのみが子宮疾患と関係があった。 繁殖成績を規定する評価ポイントがどんどん前倒しになってきているナ。胎盤停滞、子宮炎、膿性腟流出物は密接に関係しているので、同じ牛を繰り返し評価した結果になっているのではなかろうか。

Bibliography

2017/5/18 肉用牛未経産牛における分娩誘起が分娩後の状態に及ぼす影響


肉用牛未経産牛における分娩誘起が分娩後の状態(分娩までの時間、膿性流出粘液、細胞学的子宮内膜炎、卵巣周期の回復、子宮の回復)に及ぼす影響を調べた論文(10.1016/j.theriogenology.2015.12.026)を読んだ。

・81頭の肉用牛の交雑種を使用。胎子はシンメンタールの受精卵移植により受胎。胎齢285日の時点でCON群(無処置)、COR群(Dexamethasone 40mg)、COR+PG群(Corticosteroid 40mg + cloprostenol 500 μg)に分けた。分娩までの時間、分娩難易度5段階、分娩後21および42日時点でのメトリチェックによる膿性流出粘液、サイトブラシによる細胞学的子宮内膜炎、エコーによる卵巣周期の回復および子宮の回復で評価。
・分娩までの時間はCON群で161.9時間、COR群で39.7時間、COR+PG群で32.6時間。COR群とCOR+PG群間に有意差はなし。分娩難易度も群間に有意差なし。死産や胎盤停滞はほとんど発生せず、群間で有意差なし。
・分娩後21日時点での膿性流出粘液はCON 52%, CORT 70%, CORT+PG 52%。分娩後21日時点での細胞学的子宮内膜炎はCON 24%, CORT 48%, CORT+PG 48%。分娩後21日時点での卵巣周期の回復はCON 52%, CORT 59%, CORT+PG 29%。分娩後21日時点での卵巣周期の回復はCON 52%, CORT 59%, CORT+PG 29%。分娩後21日時点での子宮の回復はCON 69%, CORT 48%, CORT+PG 32%。
・結論として、Corticosteroidを利用した分娩誘起は効果的で安全。ただし、PGF2αを併用することで子宮感染の増加、子宮回復の遅れ、卵巣周期回復の遅れがみられる可能性が有る。

分娩誘起の働きがCorticosteroid主体であったことに驚いた。元気な牛にはPGF2αは不要ってことかな。でもDexamethasone 40mgはビックリするぐらいの大容量に感じてしまうけど、このぐらい打たないと本来は効かないのだろうなぁ。

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